先日、暖かい春の日差しの中で外遊びをしていると、年少クラスのAちゃんが「せんせい、きいろいはなあった!」と元気よく教えてくれました。みんなで駆け寄ってみると、園庭の隅にかわいいタンポポが顔を出していました!
「わあ、かわいい!」「さわっていいの?」「なんで黄色いの?」と、子どもたちの「なぜ?」がどんどん広がります。こういう瞬間が、保育士としてとても嬉しく、大切にしたいひとときです。
春の自然探索がスタート!
タンポポを見つけたことをきっかけに、その日の外遊びは「春の自然探索タイム」になりました。子どもたちは小さな探検家になって、園庭のあちこちをよく見て歩きます。
「タンポポのほかに、春のものを探そう!」と声をかけると、子どもたちの観察力には目を見張るものがあります。この日、園庭で見つけた春は次のとおりです。
- 梅の木に出てきた、小さな芽
- ひらひらと飛んでいた、もんしろチョウ
- 葉っぱの裏で見つけた、てんとうむし
- 赤い羽に黒い点が七つ(ナナホシテントウ)
- 「おてんとさまの虫だね」とCちゃん
- ふくらみはじめた、桜のつぼみ
保育室に戻ってから、みんなで「春にあるもの」を画用紙に描きました。タンポポ・チョウチョ・てんとうむし・桜…と、思い思いに春の絵を描く姿がとても微笑ましかったです。
タンポポの不思議を調べました
「なんで黄色いの?」という問いに答えるべく、絵本コーナーから植物の絵本を持ってきてみんなで調べました。「タンポポは虫さんを呼ぶために黄色くしているんだよ」と説明すると、目をまんまるにして聞き入っていました。
むしさんが、きてくれるの!?
年少クラス・Aちゃん
タンポポの豆知識
子どもたちと一緒に調べた、タンポポの小さなひみつをまとめました。
- 名前の由来
- つづみ(鼓)を鳴らす音「タン・ポポ」に似ていることから名づけられた、という説があります。
- 黄色い花のヒミツ
- ミツバチやチョウなどの虫を呼び寄せ、花粉を運んでもらうために目立つ黄色をしています。
- わたげのやくわり
- 花が咲いたあとはわたげになり、風に乗って種を遠くまで飛ばして仲間を増やします。
この活動の「ねらい」
春の自然探索には、こんな育ちへの願いを込めています。
- 身近な自然にふれ、季節の移り変わりに気づく
- 「なぜ?」「どうして?」という探究心を育てる
- 見つけた発見を、ことばや絵で友だちと伝え合う
先生のひとことメモ
観察のあとは、SNSでも活動の様子を発信しています。ハッシュタグ #愛生のはる で過去の投稿もご覧いただけます。詳しい保育の考え方は保育内容のページでもご紹介しています。(写真は保護者の同意を得て掲載しています)
観察記録(抜粋)
その日の様子を、担任が手元のメモに残していました。一部をそのまま転記します。
10:05 園庭へ。Aがタンポポ発見、歓声。
10:12 「なんで黄色いの?」→ 探索タイムへ。
10:30 梅の芽・もんしろチョウ・テントウムシを観察。
10:50 保育室へ。画用紙に「春の絵」。
11:10 絵本で調べ学習。わたげに興味。
この日に出会った春の生きもの
| 見つけたもの | 場所 | 数 |
|---|---|---|
| タンポポ | 園庭のすみ | 3株 |
| もんしろチョウ | 砂場の上 | 2匹 |
| てんとうむし | くすのきの葉 | 1匹 |
| 梅のつぼみ | 正門の梅の木 | たくさん |
春はこれから、もっといろんな発見があるはず。子どもたちと一緒に、季節の移り変わりを楽しみながら過ごしていきたいと思います。次は桜が咲いたら、みんなでお花見散歩に出かける予定です。楽しみにしていてください!